眠らない街、東京を徹底解剖

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練馬区

練馬区の歴史について

投稿日:2017年7月11日 更新日:

発見された遺跡により、約1万5000年前の先土器時代から人が住んでいたことが確認されている練馬区は、室町時代に当時の権力者だった豊島氏の領地となり、練馬城や石神井城が建築されました。
ちなみに双方とも今はなく、練馬城跡地はとしまえん、石神井城跡地は石神井公園となっています。
豊島氏の隆盛は文明9年まで続き、以降は戦いの勝利によって太田氏や北条氏へと移り変わり、やがて徳川幕府が統治する江戸時代となりました。
江戸時代の練馬は、芋や大根、ごぼうの特産地となり、農業で大きく発展します。
幕府が元禄9年につくった千川上水が、重要な水源となって良い影響をもたらしたからです。
明治時代になると、11年に制定された郡区町村編成法により、練馬の大半が北豊島郡となります。
そして大正12年に発生した関東大震災で被災した人々が練馬に移住し始め、昭和7年の区の改正で今度は板橋区に吸収合併されます。
しかし、第2次世界大戦が終わった昭和21年、地元の議員や団体などが立ち上がり、彼らの働きかけによって練馬区は復活を遂げました。

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