眠らない街、東京を徹底解剖

昔は東京市と呼ばれていた?意外と知らない東京をご紹介

大田区

大田区の歴史について

投稿日:2017年7月17日 更新日:

先土器時代から古墳時代にかけて遺跡が出土している大田区は、川や海、穏やかな気候に恵まれた土地柄から、当時の人々が暮らしやすい環境だったようです。
高級住宅街として知られる山王地区の大森貝塚から特に多くの遺物が見つかっており、狩猟用の槍や調理用の刃物、埋葬用の副葬品など様々です。
また大森貝塚は、日本における考古学発祥の地でもあり、JR大森駅には記念碑が建っています。
奈良時代には武蔵国荏原郡に位置付けられ、いくつもの村落が形成されました。
江戸時代になると、六郷橋が多摩川に架けられ、他の流域では行き来する船もにぎわいを見せます。
渡船の仕事で生計を立てる人も多かったとのことです。
さらに、海苔や梨の栽培、麦細工も盛んに行われていました。
1889年、町村制の発足により、荏原郡は9つの村に分けられます。
1897年以降は村が続々と町に変わり、1932年には9つの町が東京市に組み込まれます。
そして1947年、9つの町は現在の大田区となりました。

-大田区

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